


















このショウルームは、「monotomoi」のオンラインサービスで扱う多彩なプロダクトを実際に手に取って体感できる拠点として計画された。
限られた面積の中でできる限り多くの製品を見せつつ、個々のプロダクトが持つ魅力を損なわないよう、内装デザインは空間的余白を保ちつつも、極力要素を抑えたシンプルな構成としている。
前面道路に面する大開口を全面ガラスのフロントとし、路面から奥まで視線が抜ける明快な構成とした。セレクトされたプロダクトが並ぶ際には、その密度や多様性自体が通りに向けたファサードの表情となる。このガラス面はショーウィンドウも兼ねており、ウィンドウ際に配置した什器に“推し” のプロダクトをピックアップ展示することで外部からも視認できるよう計画しており、PR の一端を担わせるものである。
展示什器は2 種類の高さ、大きさで構成され、プロダクトのサイズや性格に応じて適切な見せ方を選択できる。高さの差異は空間にリズムを与え、単調になりがちな展示空間に変化を与えている。什器は軽量な合板を用いて製作され、容易に持ち運び・再配置が可能である。
この可搬性は、施工過程の中で自然に導かれたものだが、ショウルームの外への展開を意識した結果でもある。「 monotomoi」は、合同展示会やポップアップなど外部での発信も積極的に行なっている。そのため什器やサイン類は可動性・再利用性を備えているべきと考えた。
最奥のメタリックな壁面に配したサービスロゴもマグネットで着脱可能とし、外部展示時に転用できる設計としている。ショウルームの空間的アイデンティティを、そのまま外部の展示へと持ち出すことができる構成である。
今後の什器や備品のデザインにも通底する考え方かもしれない。






